現金化を始める前に知っておくべき注意点と発覚によるペナルティの影響

クレジットカードのショッピング枠を利用した現金化はメリットも多い反面、気を付けなくてはいけない点もいくつかあります。今回紹介するのは、クレジットカードを現金化の現金化を行う前に知っておくべき注意点についてです。

現金化の発覚で受けるペナルティ

万が一現金化が契約しているクレジットカード会社に発覚した場合、業者側の判断で何らかのペナルティを課せられるケースもあります。ペナルティの種類によっては状況が悪化して個人では対応できなくなることもあるので注意が必要です。

利用停止と一括返済

現金化が発覚した時にカード会社が利用者に課すペナルティの一つが利用停止です。クレジットカードの契約は業者側と利用者の間で信頼関係があって初めて成り立ちます。ショッピング枠を利用した現金化は法律違反には抵触しませんが、カード会社側は公に認めていません。万が一発覚した場合、契約条件に違反したとみなされて利用停止処置を取られることもあります。停止されている間は追加で融資を受けたり買い物はできず、それまで利用した分を返済していくだけです。短期間に繰り返し行うなど、悪質と判断されると残金の一括返済を迫られることもあります。

新規契約ができない

債務の一括返済を迫られた時に、お金を用立てる目的で新たにクレジットカードの契約を考える人も少なくありません。カードの利用停止処置は金融事故として処理されるため、一定期間信用情報機関に名前が登録されることになります。信用情報機関のデータは全ての金融機関で共有されているので、別の会社でカードを作ろうとしても審査を通過できません。事故情報は掲載から5年から10年近く経たなければ削除されず、その間ローンなども組めなくなります。

法的手続きが認められない

カード会社から受けるペナルティは、債務整理などの法的手続きに影響するケースもあります。債務整理はキャッシングやローンの返済が困難になった人を救済するための手続きですが、申請すれば誰でも受けられるわけではありません。返済不能になった理由、収入などの生活状況から判断して適正と認められて初めて裁判所の認可を受けられます。現金化が原因で一括返済請求になった場合、裁判所から認可が下りないこともあるので注意が必要です。

まとめ：バレないように慎重に行動する

現金化が発覚した時に受けるペナルティは利用者側にとってマイナスの影響が大きい物ばかりですが、知られなければ問題ありません。取引の間隔を空ける、換金率が高い物は避けるなど業者に疑われない行動を心掛けることが大切です。